ホームページ運営者が今後備えるべきポイント
2025年11月、動画配信サービス「バンダイチャンネル」が不正アクセスを受けた可能性があるとして、サービスの一時停止を発表しました。
公式発表によりますと、2025年11月19日時点では、影響範囲の調査と原因究明が進められている段階とされています。
今回の事案では、個人情報の一部について外部に閲覧された可能性があるとされていますが、ログインパスワードやクレジットカード番号など、決済に直接利用できる情報については漏えいが確認されていないとのことです。
また、昨今多く報道されている「ランサムウェア」型攻撃ではないことも確認されていると発表されています。
このようなニュースは大企業中心に報じられがちですが、実際には 規模に関係なく、ホームページを運営する全ての事業者に共通する課題と言えます。
ここからは、この出来事を踏まえ、ホームページを運営されている方が押さえておくべき視点を整理いたします。
■ 「会員制サイトではないから関係ない」は誤解
今回の件では会員情報が対象となっておりますが、個人情報の扱いは会員制サイトに限定されるものではございません。
次のような情報も、法律上「個人情報」として扱われます。
・お問い合わせフォームで取得したメールアドレス・氏名
・資料請求フォームから得た連絡先
・予約や申し込み時に入力された情報
・採用応募フォーム・アンケートフォームの内容
つまり、お問い合わせフォームを設置している時点で、「個人情報を扱う事業者」と見なされるため、セキュリティ対策は必須となります。
■ 不正アクセスの兆候は突然現れる
今回のケースでは、一部ユーザーが「意図せず退会扱いになっていた」という現象が最初の異変として現れたとされています。
ホームページに異変が起きた場合、次のようなサインは特に注意が必要です。
・お問い合わせフォームからの明らかに不自然な送信が増える
・ログイン試行回数が急増する
・管理画面の設定や投稿内容が勝手に変わる
・突然エラーが増えたり、ページが開かなくなる
・サーバーやWordPressが「更新を推奨」と警告を出す
このような兆候がある場合、単なるバグや偶然ではなく、外部アクセスの可能性として疑うことが重要です。
■ 小規模事業者ほど「運営停止の影響」が大きい
バンダイチャンネルでは、利用者の安全確保を優先し、サービスを一時停止して調査を行っているとされています。
大規模サービスであっても停止判断が行われるほど、セキュリティ対応は慎重さが求められます。
では、一般的な事業者のホームページで同様の事態が起きた場合はどうでしょうか。
・予約フォームが使えない
・問い合わせが受けられない
・ECサイトが購入不可になる
こうした影響は、直接的に売上・信用へ繋がる可能性があり、規模が小さいほどダメージが大きくなる傾向があります。
■ ホームページ運営者が行うべき基本対策
今後のために、最低限取り組んでおきたい対策を整理いたします。
① システムやプラグインの更新管理
WordPressやテーマ、プラグインが古いままの場合、そこが攻撃の入り口になりやすくなります。
② ログイン周りの強化
・パスワードの複雑化
・二段階認証
・ログインURL変更
・ログイン試行回数制限
これだけでも防げる攻撃は多くございます。
③ 定期バックアップの仕組みづくり
バックアップがない状態は、例えるなら「消火器のない建物」のようなものです。
④ ログ確認などの監視体制
異常なアクセスや動きを把握できる仕組みがあると、早期発見につながります。
⑤ 専門家との連携
ホームページは 作って終わりではなく、運用中に守り続けるものです。
■ 今回のニュースが示す大きな教訓
今回の事案は、企業規模とは関係なく、
「セキュリティ対策は継続的に行うもの」
「個人情報を扱うサイトは管理責任がある」
という点を改めて示す結果となりました。
ホームページは、企業や事業の顔であり資産でもあります。
だからこそ、安全な運用体制を整えることが重要です。
■ 当事務所のホームページ保守・改善サポートについて
当事務所では、ホームページのセキュリティ対策・更新管理・改善提案を含めた 保守サポートプランをご用意しております。
・WordPressやプラグインの更新
・バックアップ管理
・不具合対応
・アクセス解析と改善提案
・フォームやサイト機能の点検
運営に不安をお持ちの方や、更新できない状態が続いている方に向けて、継続的なサポートを行っております。
詳細はこちらにてご案内しております。
▼
https://fukumovie.com/what-we-do/
「何かあってから」ではなく、「安心して運用できる状態を維持する」ことが大切です。
少しでも気になる点がございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。